7月の最終週、今年も東京の自由学園さんが工場見学・実習に来て下さいました。
今回のプログラムは、3泊4日。
26日に郡上入りされ、「下駄づくり」「休耕田での蕎麦」「森の再生・稚樹調査」「木の伐採」を昨日までに学び体験してこられました。
最終日の今日は、昨日伐採した木を製材するプログラムです。
伐倒した木は、「ホオノキ」
元の曲がりの強い部分は除いて、1.7mに造材されて来ました。
丸太が3本でき、3班に分かれて実習を行います。
まずは「元末」「丸太材積の計算」「自分ならどう製材する?」
作りたい製品は既に決まっていて、断面寸法も決まっています。
場所を製材棟に移し、どのように製材するかを見学します。
昨年から引き続き来てくれている子も居ましたが、昨年は製材機が動いていない中での製材だったので、今回は皆が興味津々に見てくれました。
さて、製材した板はどれくらいの材積になるのか?
そして、歩留まりは?
簡易的な表を作って、各班で計算をして貰いました。
昨日見た伐採の場所、ぽっかり空いた空間。
そこから切り出された丸太。
そして手を掛け製材していく。
川上から川中までが、知識じゃなく体験として学びになります。
「持続可能」という字面だけで理解したつもりになるのではなく、体験することで身になることが間違いなくあるはず。
「切った直後って、濡れているんですね」
「こんなに歩留まり悪いんだ・・・」
様々な感想が、あちらこちらから聞くことが出来ました。
中学3年生から大学3年生まで。
各々の経験値から感じる事や学ぶ事に差はありますが、参加者が毎年増えているのは、このプログラムが他にはない価値がある証拠かと思っています。
「来年も必ず来ます!」と力強く宣言してくれる子もいて、嬉しくなりました。
さて、2017年頃から始まったプロジェクトがきっかけで、弊社と自由学園さん、白鳥町六ノ里の広葉樹の森林、六ノ里地域の皆さんとの交流が始まりました。
そして今年は、白鳥踊りを通じて郡上北高校生ともご縁を頂くことが出来ましたし、昨日の稚樹調査・伐採では岐阜県立森林文化アカデミーの学生さんが協力して下さり、その後も交流が図られたようです。
点と点が繋がり、線が出来始めたのかなと感じています。嬉しいです。
過去のブログにも度々記載していますので、少し長くなりますがご覧いただけると幸いです。
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