GNSSのRTK/PPK入門講習会

岐阜県立森林文化アカデミーから案内があり、「GNSSのRTK/PPK入門講習会」に参加してきました。
美濃市も寒かったです。

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講師は、森林総合研究所の瀧さん。

今回の講習で使用したGNSSはDG-Pro1RWS。
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過去の弊社のブログにも何度か登場していますが、弊社も1台所有していますので持参しての参加です。

振り返ると、2020年に同じくアカデミーで受講したのが始まりでした。
http://shirotori-rinko.seesaa.net/article/478451251.html

さて、「入門編」ということで、GNSSの仕組みを簡単におさらいした後で、RTKとPPKの違いを技術的な視点から説明がありました。
簡単に説明しておくと、
RTKは、リアルタイムに位置補正を行う技術
PPKは、後処理で位置補正を行う技術
となります。

PPKのメリットとしては、RTKと同様に高精度(cm単位)の測位が可能であることに加えて、RTKに比べて柔軟なデータ処理ができることにあります。

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いろいろと細かい事はさておき、来年度も森林文化アカデミーではGNSSの勉強会を企画されるとの事なので、気になった方は是非参加されることをお勧めします。
今日の講習会も当初は8名を予定していたようなのですが、実際は倍近くの人数だった模様です。
それほど需要があるということでしょうか。
補助金申請においても、どんどんGNSS測量を採用していってくれることを期待します。

さて、座学の後は屋外に出て実測です。
30分ほどかけて、狭いエリアではありますが、いくつかのグループに分かれて位置情報を取得しました。
この時に収集するのがWaypointではなく、「LoggingControl」「RAW」になります。
最初、この部分が分かっておらず、Waypointだけを収集してしまって、RAWデータを改めて取り直してしまいました。
急いで取ったため、後半の解析で精度が良くなかったのかもしれません。


午後は、再び講義室に戻って実際に収集したデータの解析を行いました。

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使ったソフトは、『Emlid Studio』というフリーのもの。
高度なソフトもあるようですが、まずは入門編という事でこちらが紹介されました。

収集したデータを、様々な条件を変えていくことで、精度の高い位置情報を得ることが出来ます。
例えば、
・ノイズの元となる衛星のデータを計算に入れない
・計算の精度を上げる手法を変える 等々

ということを、何度でも試すことが出来ます。

解析条件がデフォルトのときでは、17%程度だったFIXが、何度か条件を変えて解析してみたところ「FIX:100%」となりました!


PPKの後処理の優位性の凄さを垣間見ることが出来ました。


企画してくださいました森林文化アカデミーの古川さん、講師の瀧さん、ありがとうございました。



ちなみに、弊社が購入したのはこちらのサイトから。
https://www.bizstation.jp/ja/drogger/shop/?tab=gnss
『RWP W-band RTK-GNSSオールインワンパッケージ』というものですが、税込で10万を切る価格です。



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