去る9月12日(火)、岐阜県森林公社様がお客様を連れて工場見学に来社されました。
実は、白鳥町内で間伐事業を請負しておりまして、素材生産の現場と工場見学をセットでとのご依頼でした。
このところの丸太価格の下落(および入荷制限)で、山林経営的には厳しい状況です。
山土場ではいろいろ制限があるため、大島土場(弊社事務所敷地)まで4tトラックで小運搬し、仕分けたのちに最終納品場所へ運搬しています。受け入れ可能な曲がり(矢高)、径級等を選別します。
土場を見て頂いた後は、製材棟をご案内。
昭和44年に創業して以来・・・・といういつもの説明です。
続いて、木材加工部棟で巾接ぎパネルを作成している工程をご説明。
見学時刻に合わせて段取してくれてましたので、見学するには分かり易かったのではと思います。
完成品を前に、質疑応答。
「これ、いくらですか?」と。
木材関係者ですと、単位が「m3(立法メートル)」。
一般的には、「枚」。
「原木から最終製品までの歩留まりに加えて、動力費や人件費等々を考慮すると、〇〇、〇〇〇円くらいになります」
普段目にする製品(HC?)と比べると高いと思われるか、これだけの工程があって丸太価格を考慮すると適切と思われるか、想像したより安いと思われるか。
40分の見学時間の最後は、使用事例として事務所兼ショールームをご案内しました。
駆け足で廻ったため、説明が疎かな部分もあったかもと反省です。
さて最後に、森林公社担当者さんから「矢高で〇cmまがると、丸太一本、マイナス〇〇円なんです」というご説明がありました。
丸太の1m3って、どれくらいか分かりにくいですよね。
「直径50cmで、長さ4mの丸太が、丁度1立法メートルです」という説明を良くします。
末口二乗法で、0.5m×0.5m×4m=1m3
さて、土場にあったC材といわれるパルプ材。
約8,000円/m3だとします。
1m3=1,000リットル
つまり、1リットルあたり、8円!
身近に手にする飲料水などと比較してみてください。
傍におられた見学者さんにこの話をさせて貰ったところ「構うのは同じ1本なのに・・・」という感想を持ってくださいました。
林業木材業界の事を少しでもお伝え出来ていれば幸いです。
-------------- 白鳥林工(協業)の情報は、こちら -------------------
HP:http://www.shirotori-rinko.or.jp/
Blog:http://shirotori-rinko.seesaa.net/
Facebook:https://www.facebook.com/shirotori.rinko/
Twitter:https://twitter.com/Shirotori_rinko
Instagram:https://www.instagram.com/shirotori.rinko/
YouTube:https://www.youtube.com/@shirotori-rinko
この記事へのコメント