木は捨てるところがありません

秋も深まり、ここ郡上では紅葉シーズンが終わってしまいました。
葉を落とし、寒そうな立木が見られるようになってきました。
冬に備えていますね。


今日は、大鋸粉(おがこ)の引き取り日でした。

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製材をすると、必ず出てくる大鋸粉。
製材所さんごとに処分方法は異なると思いますが、弊社は昔から牛飼いさんに引き取って貰ってます。


牛の寝床として使われる『敷料』となります。
大鋸粉が丁度良い大きさらしいのです。


製材所がどんどん少なくなって、大鋸粉集めにも苦労されています。
わざわざ大鋸粉を生産なんてことも・・・。
木材をバイオマス発電所で燃やすことばかりになると、ますます手に入れる事が難しくなりますね。
燃やすだけの「木材利用」、果たして真っ当なのか?と思ってしまいます。

更に円安が追い打ちで、餌代単価が2倍になったとか・・・。



弊社工場へ搬入された丸太は、すべて使い切ります。
製品は勿論、製造工程で出る大鋸粉は敷料へ、鉋屑等は木質バイオマスボイラーの燃料に。
産廃として外部に出ていくことはありません。
なので、歩留まりは100%。

我々に出来る事は、「最後まで使い尽くしてあげること」

そんな気持ちを大切に、今日も製材に勤しんでおります。



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