森林文化アカデミーからインターンシップの学生さんが来ていました

9月26日から30日までの5日間、岐阜県立森林文化アカデミーからエンジニア科1年生の学生さんが、インターンシップで弊社に来てくれてました。

将来はどの道に進もうかまだ悩んでいるというM君。
木を扱う仕事には就きたいという事でしたので、林業と木材加工の両方の仕事を体験して貰う段取りとしました。

5日間のインターンシップを振り返ります。


1日目:「くむんだーワークショップ」
インターンシップ担当の私、初日は「くむんだー郡上」の活動が入っていました。
「木育」「環境教育」といった、林業や製材業とも繋がる活動です。滅多にない機会ですし、本業が異なるスタッフとの交流や児童を相手にすることは、今後の学生生活だけではなく、将来何処かで役に立つと信じ、半ば強制的にワークショップのスタッフとして動いてもらいました。
仕事の様で仕事じゃない、楽しく取り組めたようでした。

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2日目、3日目:木材加工部にて
長良杉パネル、桧パネルの製造に携わりました。
製材・接着・仕上げの一連に携わって貰いましたので、ACパネルの製造もこれでばっちりでしょう。
製品ができる事を学べた一方で、慣れない立ち仕事で少々疲れが出てきたかな。
インターンシップ担当の私も一緒に仕事をしていたりで、写真を撮る事を忘れていました。


4日目:素材生産現場
林業の現場で体験して貰いました。
少人数で事業をこなしている現場の為、付きっ切りで仕事とインターンシップ対応というのは難しい部分があり、半分仕事を止めたような感じで、伐倒・造材・集材・トラック運材の一通りを体験して貰いました。
担当してくれたU君から色々聞いたようで、林業の楽しさ・技術の奥深さを感じてくれたようです。

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5日目:地拵現場
林業で最も体力的に厳しいであろう地拵に従事して貰いました。
9月最終日というのに、残暑と西日が厳しい一日でした。
アカデミー卒の先輩M君とペアになって貰い、色々な話をしながら休憩も挟み、まずは怪我無く山を下りる事を第一に仕事をして貰いました。
立ち仕事に慣れてないうえに、斜面+暑さ。
体力的に厳しかったと思いますが、これもまた仕事であることを体感して貰えたのではと思います。

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過去に何回となくインターンシップを受け入れてきましたが、『丸1日びっちり仕事』というのは初めてだったかもしれません。




帰り際、峠で振り返ると今日仕事をした場所が一望できました。
西日に照らされて、「今日も一日頑張ったね」と言って貰えているような気になりました。

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私個人的には、「仲間と一緒に仕上げる現場」「汗水流して仕事をした成果が見える仕事」にやりがいを感じるので、こういう風景はより一層心に残ります。(まだこの現場は終わってないのですけどね。)


インターンシップ担当として、移動時間等で話す時間が結構ありました。
4日目、5日目は山林部の通勤車両に同乗して現場までの移動時間で社員からも色々話を聞けたようです。

学生生活は残り1年半。
あっという間に過ぎてしまう事でしょう。
この5日間が、M君の今後に役立てば幸いです。


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