生きた教材をゲット

サクラの便りがチラホラ届くようになった春分の日。

ここ郡上白鳥は、日中こそ暖かな日差しの日もありますが、朝晩は少し肌寒くまだまだ暖房が欠かせません。
当然、サクラのサの字さえもといったところです。

ここ数年になく寒い日が続いたためか、「薪が足りない」という声をお聞きする事があります。
ブログ担当の私の家も薪ストーブはまだまだ稼働中。

基本的には木材加工部で出た針葉樹の端材を頂いて薪にしているのですが、昨年の秋に手に入った杉丸太の端材を割ってみたところ、面白い教材が手に入りました。

DSC_1787.JPG


お分かり頂けますでしょうか?


斧で4分割にしたものの、少し大きかったので更に小割にしたところ、断面に枝の跡が現われました。

「萌え」です(笑)


見えている部分は、完全に死節になりますし、抜け節にもなるでしょう。
この枯れ枝が巻かれるまでには、約9年の歳月が掛かっています。
そして、白太の部分は、無地になるでしょうか。

鋸等で切断した場合、この様な断面を得る事は難しい。
枝も一緒に切ってしまいますから。
そもそも、枝の位置を特定するのが難しいと想像しますが。


林業においては、「枝打ち」といわれる保育作業があります。
上記のような死節を作らないという目的以外にも様々な理由で行われる作業なのですが、様々な理由で行われなくなっているという事を聞くことがあります。長くなるので割愛します。


大人の木育教材に丁度いいなぁと思ったのでした。

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