木材は捨てるところがありません。

『木材は捨てるところがありません』

今流行りの、SDGsに乗っかるわけじゃありませんよ。

MOTTAINAI(もったいない)の一例とでもいえるのではないでしょうか。
資源の有効利用です。



丸い丸太を四角く製材するので、当然出てくるおが粉や背板。

製材の大鋸粉(おがこ)は製材棟の高い場所にある部屋に集めておいて、定期的に引き取って貰っています。

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引き取りの日時が不定期という事もあり、なかなかお会いできないのですが、祝日の今日、タイミングよく引き取りの場面にお会いしました。


先日のFW3年目研修工場見学の際にもご案内しましたが、木材の様々な利用方法について、もっと知って頂きたい、もっと身近なんだよということを伝えていかねばと感じています。(と偉そうな事を言ってますが、私自身ももっと勉強しなくてはなりませんが)

という思いもあり、様々な方に様々な形でお伝えしたいということで、繰り返し繰り返しブログに綴っております。




さて、製材時の大鋸粉は何に使うのか?


こちら、『敷料(しきりょう)』として使って頂きます。

牛の寝床として敷き、布団替わりとなります。
糞尿を吸収する資材でもあり、使い終わった敷料は集められ、堆肥として使います。
木材は大鋸粉となっても捨てるところが無い、素晴らしい資源です。

いつも引き取って頂いているWさんに曰く、「(この大きさの)おが粉が牛にストレスが無くて、一番いい」とおっしゃっていました。
気持ちよさは、人も動物も同じなのでしょうか。



さて、10日前に一度引き取って頂きましたが、連日製材をしていましたので改めて今日も引き取り。
しかしその前は8月の引き取りでした。

製材所がどんどん少なくなって、大鋸粉集めにも苦労されています。
わざわざ大鋸粉を生産なんてことも・・・。
木材をバイオマス発電所で燃やすことばかりになると、ますます手に入れる事が難しくなりますね。
燃やすだけの「木材利用」、果たして真っ当なのか?と思ってしまいます。


さてさて牛さんにもつながる、製材所。
とある製材所の木材は、食にまで繋がっていると想像するとワクワクしませんか?


弊社が製材し続ける限りは、もちろん協力していきます。


何処かの誰かのあの仕事が、廻り廻ってあなたの元へ。


折角なら本物の木を使うことを、ほんの少し気に掛けてみませんか?

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