今日は木取り作業の一部をご紹介。
途中からぐにゃりと曲がった4mのヒノキの板。
さて、どの様に料理しましょうか?
注文が入ると、板をクロスカットソー(横切り)で長さを切ることから始まります。
弊社の商品は、FJ(フィンガージョイント)が無い集成材(巾接ぎ板)というのが大きな特徴の一つです。
そして、ラミナ幅が比較的広い、ということ。
無垢感がより味わえることを売りにしています。
具体的には、10cm~18cmの幅が多いでしょうか。もちろん、ロットによっては、これより狭い板も入ります。
この日は、桧パネルの注文が20枚ほど入りました。大きさは約3’×6’(サブロク)判。
最終寸法より少し長目に切る手順ですので、1900mmくらいで横切り出来ると理想です。
4mと記載していますが、実際は丸太の時点で余尺があるので、長いものだと+20cmほどあるわけです。この余尺がありがたい。
というのも、丸太の時点で木口割れ。
人工乾燥を経て木口割れ。
割れから逃げる猶予が生まれるわけです。4mだからといって、4000㎜な訳じゃないのですね。
さて、ぐにゃりと曲がった4m材。
手前から、1m少しの場所で曲がっているので、4mから2mの直材(パネル用)を2丁は取れないわけです。
じゃあどうしたか。
奥から直材で2mを取り、手前の曲がりを含んだ部分は在庫です。手を付けません。
もちろん、出ていくあてのある在庫。
短く1m×2丁の注文の見込みだったり、見積もり案件で適材になりそうという情報が受注担当者から入ってきていました。
当たり前と言えば当たり前。
板を見て、パッと判断して鋸を入れる。
1枚の板を判断することに、何分も費やすわけにはいきません。
けれど、この鋸の入れ方ひとつで、4mの板の価値が大きく左右される大事な作業なわけです。
たかが1枚。されど1枚。
たかが1断ち。されど1断ち。
この積み重ねが、1年を通すと大きな違いになってくるわけです。
ということを肝に銘じ、この日もクロスカットに従事しておりました。
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