少し残業をしていると、あっという間に外は真っ暗です。
桧パネル・桧の木取り材の注文が集中しており、リップソーで桧の縦挽きを集中して行っていたこの日。
一番上に乗っている細い木材をご覧ください。(残業後に思い出して写真を撮りに行ったので、工場内は真っ暗です(^-^;)
ぐぐぐぐーーーっと、見事に曲がっていますね。
曲線に挽いた訳じゃありませんよ。
伐採される前、成長段階において何らかの力が加わっていたと考えられます。
例えば、斜面に生えている木は、上へ上と成長する為、一般的に「あて」という部分を形成します。
写真の物がそうだったか定かじゃありませんが、なんらかの形で抵抗する力(応力)を溜め込んでいたと思われます。
その木が伐採され、製材され、乾燥され・・・・。
その時点でも力を溜め込んでいたわけです。
そして、鋸を入れた瞬間に、ぐぐぐぐーーーっと力を開放します。
出口で見てると、「あーーー、反っていくーーー」ってのが分かります。
中には一気に「ぱーーーーんっ!」と裂けるように反る板もあります。
開くように反る場合も、閉じるように反る場合も、写真の様に板目面方向に反る場合まで、様々です。
3cm角程度の大きさですが、大きな力を持っていますね。
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