『木材のカスケード利用』という言葉を聞いたことがあるかと思います。
カスケード利用とは、「資源やエネルギーを利用すると品質が下がるが、その下がった品質レベルに応じて何度も利用すること。 」(wikipedia)
木材に当てはめると、住宅建材として使い、解体した廃材を再加工してボード等として使い、さらに利用後は燃料として燃やす。となります。
要するに、資源を無駄なく使うということですね。
カスケード利用とは少し違いますが、『無駄なく使う』という例をご紹介します。
今日、製材時に出た大鋸粉(おがこ)を引き取って頂きました。
何に使うと思いますか?
燃やす訳じゃありませんよ。
こちら、『敷料(しきりょう)』として使って頂きます。
牛の寝床として敷きます。布団替わりでもあり、糞尿を吸収する資材でもあります。
使い終わった敷料は集められ、堆肥として使います。
捨てるところが無い、素晴らしい資源です。
いつも引き取って頂いているWさんに聞くと、「(この大きさの)おが粉が牛にストレスが無くて、一番いい」とおっしゃっていました。
一時期、サンダーの粉が混ざった屑を引き取って頂いたことあるのですが、どうも調子が良くなかったらしいです。
人間でも、鼻がムズムズしたりくしゃみ出たりしますから無理もないですよね。
さて、斜陽業界と言われる木材業界。
製材所がどんどん少なくなってきて、おが粉集めに苦労されるようになっているようです。
弊社が製材し続ける限りは、もちろん協力していきます。
人は潜在的に「木」を求めていることは、皆さんうすうす感じていると思います。
木目調プリントの家具を買ったりしますよね?
けど、折角なら本物の木を使いませんか?
とある製材所の木材は、食にまで繋がっていると想像するとワクワクしませんか?
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