「緑の雇用(FW2)」監督検査

すっかり肌寒くなり、秋の空気を感じる季節。

今日は、「緑の雇用」監督検査の日という事で、現場検査に立ち会ってまいりました。

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明け方から小雨がパラパラする天気で、天気予報も雨。
雨に降られるのではと心配しましたが、一時的に降った程度でカッパも必要ない天気で助かりました。

現場は八幡町河鹿地内、標高500m程度の山の中。
流石に長袖は必要な気温です。


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FW2年目のY君は、伐倒作業に従事。
比較的条件の良い場所での伐倒でした。

監督員の前で伐倒する木に選んだのは、枝が片側に集中した桧。作業手順的にこの立木しか選べなかったのですが、しかも根本付近は動物の餌食になったか腐りが入っているのが見られます。
退避場所の確保、受け口を作った後の伐倒方向の確認。
追い口を伐り進めながら、切り屑と手に伝わる感触でどの程度腐りが入っているかを感じながら、しかし退避行動が遅れないように梢の傾きにも注意を払いながらの伐倒となりました。

果たして、狙った方向よりも少し左側に倒れました。

すかさず原因を聞きます「思っていたよりも(伐倒方向に対して左側に)腐りが入っていなかったので、ツルを厚く残した方へ引っ張られました」とY君。
一つ一つの行動を顧みて、結果と原因のPDCAの繰り返し。小さなことの積み重ねが大切です。

そして感心したのは、自分の選択した作業をしっかりと言語化できていること。
これ、なかなか出来ないんですよね。
偏見かもしれませんが、現場で作業していると他者へ伝えるという行為が日常的に少ないので、経験を重ねている技術者であっても得手不得手があるように思います。そういう事を思い浮かべると、的確で無駄のない説明が出来ていることに目を見張りました。
帰社したときに見せる姿とは雲泥の差(笑)

良い面が沢山あります。どんどん伸ばしていってほしいですね。



こちらは、Y君の伐倒のすぐ近くで造材を終えた丸太
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スギとヒノキの混植
割と年輪幅が揃っていていい丸太だなぁと思いました。
いかんせん、市況が戻り切っていないので、造材手は頭を悩ませていましたが、常に頭を使って仕事をしている姿には感心しました。



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