郡上八幡で手刻みの大工をされている「カネサダ番匠」さんからのご依頼で、素材生産現場をご案内してきました。
「素材生産」という言葉は一般の方には馴染みが無いですよね、私もこの業界に入って最初は「素材生産?何のこと?」と思いましたので。
立木(たちき・りゅうぼく)を伐って倒し、用途に応じた長さの丸太を生産することを、素材生産と言います。
さて、現場は郡上市八幡町河鹿地内。弊社が受託で仕事をしている現場です。
この河鹿という地、兼定さんにとっては思い入れの深い場所との事で、今回ご案内できたのも何かしらのご縁なのかなあと思いました。
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車を停めてから作業路を歩いて数分の場所(これだけ近い場所というのも、運次第です)で、スイングヤーダによる木寄せ・集材作業を行っていました。
「仕事が忙しいだろうから、説明はいいよ。俺の方でするから。」と前日に言っておいたにも関わらず、重機を下りて説明してくれた山林部長。よっぽど話し相手が居なくてウズウズしてたのか、私の説明では心配で助け舟を出してくれたのかは定かではありませんが、助かりました。
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次に向かったのは、少し離れて伐倒作業をしていたN君のところ。
現在進行中の現場は、尾根に近い事もあるのか赤松が結構生えていました。
今日は兼定さん含め4名をご案内しましたが、山仕事の現場を見るのは初めてということで、伐倒シーンで拍手喝采。
ここでもN君が手を止め、伐倒手としての技術論を披露してくれました。
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最後に向かったのは、造材現場。
伐倒して、木寄せして、いよいよ丸太にする作業です。
ここで、儲かるか損するかが決まる重要な作業。
弊社では、「日立建機のベースマシン」+「イワフジのハーベスタ」という組み合わせ。
造材手のT君も手を止め、ハーベスタの機構、造材で気を付けている事、更には将来の山への思いまで。
よっぽど普段話し足りないのでしょうね(笑)
そう、大工さんが山の現場に来るって、滅多にないんですよ。(少なくとも弊社では)
なので、大工さん目線の木の見方をお聞きできたことも、現場の者にとっては貴重な機会でしたし、現場の思いも大工さんに聞いてもらえたという事は、すごく貴重な時間だったなあと思いました。
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「若い人が多くて、皆さん前向きでいいですね」と嬉しいお言葉を頂いた事を記しておきます。
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当初は昨日11日の予定でしたが天気が良くないという事で1日延期。明け方の雨で天候が心配でしたが、暑いくらいのいい天気でした。
今回ご案内したカネサダ番匠さんは、こちら。
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くむんだー郡上で活動を共にしている、m5_architectさん
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撮影は、三谷さん
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