手橇(てぞり)

今日8月10日は、山の日。

DSC_6260.JPG

写真は事務所前のウッドデッキに置いてある手橇。
林業機械が普及していなかったころ、雪山ではこの道具で丸太を下ろしてきていたとのこと。

一本の板の左右にV字型に長短の棒が刺さっています。
Vの溝に丸太を乗せて、長い方を持ち手にスノーボードの要領で横向きに、ジグザグと下してきたと聞きます。

昔は全て人力。貴重な資料です。

丸太を下ろした後は、板と持ち手をばらして、担いでまた山を登ることを繰り返していたと。いやはや、超人ですよね。
板と持ち手は、組み立ても解体も簡単にできる構造になっています。


手橇を見て「これ、何ですか?」と聞いてくださるのは、5人に1人くらいの割合でしょうか?


今年は小学校の夏休みが短縮となったため、ここ数年恒例にしていた「夏休みの工作応援します」企画の端材提供は中止、少々寂しいウッドデッキ上ではありますが、山の日ということで紹介させて頂きました。


実際に使う機会はありませんが、写真と共に古の知恵に思いを馳せることも大切な事ではないかとの思いから、飾らせて貰っています。


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