夏日から一転、日中の最高気温が20℃を下回る予報(昨日比-7℃)が出ている今日は、少し肌寒さを感じます。
長良杉パネルを主製品に据える弊社は、年間の取り扱い量においては7~8割が杉です。
そんな中にあって、5月の連休前頃からでしょうか、桧の取扱量がグンッと伸びています。
こちら、現在の木材加工棟の様子です。
手前から奥まで、8割方を桧が占めています。
普段は9割以上が杉なので、見事に逆転していますが、「何を作ってるんだ?」と。
形状をよくご覧ください。一個一個の部材が小さい事が分かるでしょうか。
概ね、3cm~5cm幅程度の部材が大量に積まれています。
「あれ?白鳥林工は幅広のラミナでパネルを作るのが特徴なんじゃないの?」と思われた方は、鋭い!
無垢の質感をウリに造作用集成材として製造販売している弊社のパネルは、幅広のラミナで長手方向に継目が無い事が大きな特徴。
そして、木配りに気を使うことで、木質空間に自然と馴染む事ができる製品であると信じてパネル製造に励んでいます。
(「パネル屋さん」と言われても仕方ありませんよね)
イラストにすると、こんな感じです。
幅方向は芋接ぎです。ビスケットや実(さね)は入っていませんので、どこでカットしても木口は自然です。
長手方向も一枚もの。継いでいないので目がチカチカすることもありません。
弊社がHPでラインナップにあげている幅接ぎパネルは、上記のイラストイメージで製造していますので桧パネルも同様なのです。
さて、写真にあるは3cm~5cmの桧の部材はというと、、、。
この様なイメージです。
柾目を特徴にした集成材となります。
我々製造側の立場としては、幅接ぎとも違う積層とも違う、パネル材ではあるけれど、「〇〇パネル」の製品ラインナップとも違う。
ということで、「柾目集成材」「小幅集成材」という括りの特注品として製造しています。
使用事例としては、僭越ながら我が”大開津の石邸”で、少量使用しています。
桧小幅柾目集成材は、扉に使っています。
ちなみに、桧で統一したトイレ空間は、壁天井床とも桧羽目板。収納とカウンターは桧パネルで作ってあります。引き戸も桧。
さて、少し上記で触れた「積層」ですが、大断面積層材といった様な使われ方をしますよね。
文字通り「積み重ねる」んです。
弊社のような小規模な工場で大きな部材を作ることはできませんが、小さな物なら作ることが可能です。
60×60mmの断面であれば、テーブルの脚に使えます。これ位の大きさでしたら製作可能です。
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