カラマツのヤニの対処

飛騨唐松パネルをご購入頂いたお客様から下記のような質問を頂きましたので、皆さんのお役に立てるだろうと思いブログに記しておきたいと思います。

Q.「唐松パネルを使ってローテーブルを作成しました。3ヶ月ほど経ってポツポツとヤニが出てきたのですが、何か良い対処方法があれば教えて頂けませんか？」


はい。
カラマツと言えば、ヤニですよね。避けては通れません。
材料としての魅力を発揮するのも、ヤニの成分が大きく関わってきますので、上手にお付き合いできればと思います。

質問者の方には電話口で回答させて頂きましたが、実例が無いと説得力がないなぁと思い事務所においてあるサンプルを漁ってみましたら、丁度良いヤニ具合の羽目板がありました。




表面にオレンジ色のプツプツとしたものが確認できます。
指で撫でるまでもなく、ヤニの存在が確認できます。少し硬化しています。


性質上、水拭きではまず取れません。硬化している状態なら、爪先で削り落とすことも可能ですが、唐松パネルに傷をつけてしまう恐れもあります。サンドペーパーで削る選択肢もありかと思いますが、より簡単な方法としてアルコールで拭き取る方法をお伝えしました。

拭き取った後がこちら。





どうでしょうか。
少し写真の角度は違いますが、同じ部材を撮影しています。
僅かにヤニの後が見えなくもないですが、綺麗に除去できますのでアルコールを使うことをお勧めしています。


今回使ったアルコール類はこちらです。


新型コロナウィルスの影響で、消毒用のアルコールが手に入りにくいかもしれませんが試してみてください。
同じアルコールだからと、間違ってもメタノールは使わないようにしてくださいね。エタノールですよ。


オフィスには置いてあるだろう「OAクリーナー」。
こちらもエタノールを含んでいますので、試してみる価値はあるかもしれません。
ちなみに弊社に常備のクリーナーでは、除去効果が薄かったので、画像は控えておきます。


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