郡上市が発注する「ライフライン保全対策事業」という事業があります。
積雪による倒木で電線が切れて日常生活に支障が出ることを未然に防ぐため、道路脇の電線に近い場所の立木を伐採する事業です。
昨シーズンの豪雪では、幹線道路の通行止めや店舗に商品が並ばない等の報道があったことを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
ここ郡上やお隣高山市でも、過去には雪による倒木等で電線が切れ、数日間停電していた地域が発生しています。
送電線を管理している会社(このエリアは中部電力さん)は、停電が発生するたびに昼夜問わず出動して対応して下さっています。
しかし、停電地域が広範囲に及ぶと、復旧までには相当の時間を要する事となります。
そうならないために、事前の対策として立木を伐採する仕事になります。
さて、対象エリアの地権者さんは、多数に及びます。
当然立木を伐るわけですから、承諾を頂かなければなりません。
今回、弊社が事業を行う地区においては、市役所の担当者さん・自治会長さん・役員さん・地権者さんがスムーズに連絡を取り合って下さっています。大変ありがたい事です。
先日の打ち合わせて、『地権者さんに一目で分かるようにテープで目印をしておいて欲しい』という要望がありましたので、伐採予定範囲にテープを張ってきました。
というのも、事業内容は、「伐採・枝払・玉切」となっているため、発注通りに仕事をすれば、「山に切って倒すだけ」となります。
それでは、忍びない。
所有者さんに少しでもお金を返すのが、地域で生きる林業会社の役目です。
伐採した木は出来る限りお金に換えて、所有者さんにお返ししなきゃなりません。
その為の第一歩、テープ張りでした。
谷に沿った事業地のため、日が落ちると急に空気が冷たくなります。
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