巾接ぎパネルの製造風景

工場の中では、巾接ぎパネルの製作が進んでおります。

弊社の巾接ぎパネルの特徴的な作業が行われていましたので、ご紹介します。

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まずは、通称「セット」と言ってますが、『木配り』とでもいいましょうか。
モルダーを掛けた後のラミナを、木目・節・色を見ながら、バランスよく配置していく作業になります。
「木配り」と書きましたが、「気配り」でもあります。

この時は、飛騨唐松パネルのセットを行っていました。
3’☓6’(さぶろく)板より少し小さい特注品になります。



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次に接着前のセット済みの長良杉パネル。
最上段のラミナは、幅が広い事にお気づきでしょうか。
約180mmのラミナで組んでありました。
これは、モルダーの制約によるのですが、このような幅広の板を使って接着する巾接ぎパネルなので、いわゆる集成材とは見た目の雰囲気が、がらりと違ってきます。
下段の方は、少々幅の狭いラミナでセットしているパネルもありますが、それでも90mmあります。
最上段のセットの木口に「上」と書いてあります。これは「上小」という意味の記号です。


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最後に、接着が終わり、サンダー待ちの長良杉パネルの山。
厚みも長さも巾も、バラバラですね。

こちらのロットは建築現場でのカットを最小限にするため、特注品での注文を頂いています。
サイズや数量にもよりますが、概ね1週間ほどお時間を頂ければ、発送は可能となっています。


と、製作現場の一部をご紹介しました。

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