前理事長 美谷添清和の言葉を紹介します

現理事長から許可を頂きまして、掲載しております。

とある方から、懐かしい資料を頂きましたので紹介させて頂きます。
前理事長、美谷添清和が、白鳥町国際交流協会で講演した内容だと思われます。
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「国際交流のあり方」
私は毎年夫婦で海外旅行に出かけます。旅を楽しくするにはまず行こうと思う国のことを、図書館やインターネットでよく調べて勉強してから出かけることです。航空券やホテルなど全て自分で手配して行き、旅先で何気なく泊まった所で友達が出来たりするのも楽しいものです。「どちらから」と尋ねると地図にも載ってない小さな町でも自分の住んでいるところを、自信を持って答えてきます。我々日本人はどうかというと、「名古屋の北の方の山の中の小さな町から来ました。」などと言っている。「白山信仰の拠点として八百年も前から栄えた町で、美しい自然に囲まれた山紫水明の町です。」と紹介すれば、行ってみようかという気になるのにと思います。外国の人と交流するには、まず自分の国のことをよく知っていなければ話が弾んでいきません。
海外へ行く日本人がとても多いのに日本へ来る外国人が少ないのはなぜだろうか?観光開発で日本中どこも同じような土産物店が並ぶ観光地となってしまって、外国人が求める日本らしい観光地が無くなってしまったからかもしれないし、有名なところや高級旅館の情報だけが目立って、本当に日本らしい素朴なところの情報が得られないということがあるかもしれない。
私たちはもっと自分の町に誇りを持って世界に向けて発信したらいいと思う。白鳥を訪れる外国人旅行者が増え、人と人が分かり合って仲良くなれば友達のいる国とは戦争はしたくないと思うでしょう。友情で平和の礎を築き世界中から戦争のない日が来ることを願って草の根の交流をしていきたいと思います。
美谷添清和
平成16年10月1日 白鳥町国際交流協会発行 GLOBALしろとりNo.20より
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国際交流のあり方.jpg

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