ちょっと変わった加工事例(プレーナー仕上げ)

数週間前のことです。 製品を引き取りに来られたお客様のUさんが「ちょっと工場の中を見せてくれませんか?」と言われて、ふと足元に積まれたラフ材をご覧になられました。 プレーナーを掛けるまえの素材。製材したままのガサガサの表情の杉の板でした。 Uさんは何かを閃いたらしいです。 後日、「ラフな面を1面だけ残して、残りの面をプレーナー掛けることは出来ますか?」とお電話を頂きました…

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木材の欠点の一つ「もめ」

特徴的な欠点の材が出てきましたので、ご紹介しておきます。 今回のは「よくぞ、検品で見つけてくれました!」と工場の人に感謝です。 ブログネタという訳じゃなくて、検品がしっかり出来ているという意味でですよ。 数日来、ヒノキ材の加工をしております。 ヒノキで製作するスノコ材として、15㎜厚のプレーナー仕上げ材を注文頂きました。 フローリング用に製材した在庫から製作します。 …

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桧のプレーナー仕上げ

今日の郡上白鳥は、雲に覆われ日差しは無かったものの蒸し暑い一日でした。 熱中症対策は欠かせません。 今日の木材加工部は、この様な部材を制作しておりました。 材料:桧(上小節) 加工:4面プレーナー仕上げ 寸法:36*25,25*15,20*15(左から順) この後、所定の長さに切っていきます。 上小節とは言いつつ、上記のような小断面なので、ほぼほぼ無地じ…

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木取り(縦挽き)

今日は、午後から急な雷雨に見舞われた郡上白鳥。 少し涼しくなったでしょうか。 本日ご紹介するのは、長良杉パネルを制作する第2工程、木取り(縦挽き)です。 所定の長さに切った材を、リップソーという縦挽きの機械で幅を決めていきます。 耳を落とすと同時に、欠点も可能な限り除去していきます。 そのうえで、ラミナ幅を決めていく作業になります。 材を入れる人、出口で受ける…

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桧の巾接ぎパネル

今日も暑かったですね。 少しづつ、身体も暑さに慣れてきた頃でしょうか。 さて、本日は桧の巾接ぎパネルを制作しておりました。 規格寸法は、30×910×1820となっています。 いわゆる、サブロク盤です。 今回ご注文頂いたのは、厚みが12㎜の特注品。 節ありで可との事なので、写真のような活節で製作しています。 板厚が薄いと、モルダーに通した際に飛ぶ可能性が…

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活節からの・・・

今日も暑かった郡上白鳥 「長良杉パネルの在庫が厳しいです」とご案内したのが5月中旬。 先日、乾燥工程を終了した長良杉が出てきましたので、早速杉パネルを作るべく木取り作業を行っています。 今日の写真はそんな木取り作業の一コマ。 36㎜厚の杉のラミナ材の木口です。 4mの板材を所定の長さに切って積んでいくのですが、節の位置で丁度切断していました。 よーくご覧く…

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木の声を聴く

「木の声を聴く」って、なんかかっこ良くないですか? 実際は頭を抱えているわけですが・・・。 今日のブログはそんな事例をご紹介します。 まずは、こちらの写真をご覧ください。 長良杉パネルの製作途中、表面のサンディングの最終工程の一コマです。 杉が部分的に変色しているなぁ、、、と思ってチェックしていました。 その後、金属的な光沢が確認できるようになり・・・…

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加工事例「もくわく てんばん」

『もくわく』というプロダクトに、”正々堂々”と名を連ねさせて頂いております。 弊社の長良杉パネルを使った、木の箱を組み合わせた家具。 ちょっとした懐かしさがありつつ、使いやすい大きさとデザインにこだわった家具。 もくわくのラインナップの中で、「てんばん」という商品があり、弊社で加工まで行っています。 といっても面取りだけですが。 箱を作るのはツバキラボさんです。 …

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